今回は桃に含まれている栄養素とその効果を紹介します。
さらに、夏のおもてなしにぴったりな桃を使ったおうちカフェレシピも紹介しています。
桃に含まれている血流改善につながる栄養素とその効果
桃には、白桃系、黄桃系があります。
スーパーなどで買える定番の桃は白桃系でしたが、黄桃系もスーパーなどで並ぶようになりましたね。
今回は、白桃と黄桃それぞれの、血流改善につながる栄養素を紹介します。
桃1つあたりの可食部は、100g~150gです。
可食部100gあたり | 白桃 | 黄桃 |
β-カロテン当量 | 5μg | 210μg |
ビタミンC | 8mg | 6mg |
カリウム | 180mg | 210mg |
マグネシウム | 7mg | 6mg |
食物繊維 | 1.3g | 1.9g |
葉酸 | 5μg | 8μg |
続いては、それぞれの栄養素の働きを紹介します。
β-カロテン
β-カロテンは抗酸化ビタミンのひとつで、動脈硬化を起こしやすくする過酸化脂質の生成を抑える働きがあります。
※β-カロテンは体内でビタミンAに変換されるプロビタミンです
ビタミンC
ビタミンCは、抗酸化ビタミンの一種です。抗酸化ビタミンの抗酸化作用は、動脈硬化を起こす原因となる過酸化脂質の生成を抑えてくれる働きをしています。
また、コラーゲンの生成に必要な栄養素でもあります。
カリウム
カリウムは、腎臓で行われるナトリウムの再吸収を抑える働きがあります。
この働きによって体内の余分なナトリウムを体外へ排出します。
マグネシウム
マグネシウムは、健康を維持するために必要なミネラルの一種です。
マグネシウムは、骨を形成するほか、血圧の調整、体温の調整、筋肉の収縮、神経情報の伝達などに関わる酵素の補助因子として働いています。
食物繊維
桃には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維は、腸の中で糖の吸収を緩やかにし、脂質などを絡めとって排出します。
不溶性食物繊維は、便のカサを増やして腸の働きを促し、お通じをよくしてくれます。
葉酸
葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の合成を助けるビタミンです。
また、動脈硬化の原因の1つと考えられている『ホモシステイン』を、『メチオニン(必須アミノ酸の1つ)』に変換する働きに関与しています。
動脈硬化の予防に重要な働きをしている葉酸は、良好な血流を保つ手助けをしてくれるでしょう。
桃を使ったおうちカフェを楽しめるレシピ
砂糖不使用!はちみつ桃ゼリー
※写真はイメージです
- 耐熱性の容器(容量200mL前後)
- 白桃もしくは黄桃...2個(200g前後)
- はちみつ...15g
- 粉ゼラチン...2g
- 水...100mL
- ミントの葉(飾り用)...適量(なくてもOK)
step
1桃は皮をむいて半分に切って種を取り、一口サイズにざく切りしてボウルに入れ、フォークで桃をざっくりつぶす。つぶしたらはちみつを入れて混ぜ合わせる
ポイント:桃は少し形が残る程度につぶす。
step
2鍋に水と粉ゼラチンを入れて中火にかけ、沸騰したらよくかき混ぜて、粉ゼラチンを溶かしきったら(1)をゆっくり入れて混ぜ合わせる
step
3(2)の火を止めて、耐熱性の容器に(2)を移し入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める ※60分程で固まります
step
4(3)が固まったら、冷蔵庫から取り出して容器に盛り付け、ミントをのせる
✨完成✨
桃とクリームチーズのアイス
※写真はイメージです
- 容器(容量200mL)
- 白桃(黄桃でも可)...1個(100g前後)
- クリームチーズ …50g
- ヨーグルト...50g
- 豆乳...100mL
- はちみつ...50g
step
1クリームチーズは常温に戻し、柔らかくする
step
2ボウルに(1)のクリームチーズとはちみつと豆乳を入れて、しっかり混ぜ合わせる
step
3桃は皮をむいて半分に切って種を取り、一口サイズにざく切りして(2)のボウルに入れて混ぜ合わせる
step
4容器に(3)を入れて冷凍庫で90分ほど冷やし固める。固まったら取り出してスプーンですくって器に盛り付ける
✨完成✨
ポイント:甘味をプラスしたい方は、お皿に盛り付けた後に、はちみつ(分量外)をかけてお召し上がりください。
桃の豆乳プリン
※写真はイメージです
- 容器(80mL〜100mL程度の容器を2つ、もしくは200mL程度の容器を1つ)
- 白桃もしくは黄桃...1個(100g前後)
- 豆乳 …150mL
- はちみつ(メープルシロップでも可)...15g
- 粉ゼラチン...2g
- 水...大さじ1
step
1水に粉ゼラチンを入れて置いておく
step
2桃は皮をむいて半分に切って種を取り、細かくきざむ
step
3鍋に(2)とはちみつ(メープルシロップ)と豆乳を入れて、中火にかけながら混ぜ合わせ、沸騰しそうになったら火を止める
step
4(3)に(1)を加えてよく混ぜる ※粉ゼラチンは粗熱で溶かせますが、万が一溶けきらなかった場合は弱火にかけて混ぜ合わせながら溶かしてください
step
5(4)をボウルに移し、ボウルを氷水に当てながらゴムベラで混ぜて冷ます。冷めたら型に流し入れて冷蔵庫で60分ほど冷やし固める
step
6(5)が固まったらお皿に盛り付ける
✨完成✨
おやつに桃を食べて、もっと健康に
今夏は、おやつに桃を食べてさらに健康な体を作っていきましょう。