この記事では管理栄養士の田原さんに教えて頂いた、納豆に含まれる成分とその働き、さらに納豆が苦手な人でも美味しく食べられる『納豆のアレンジレシピ』を紹介します。
納豆に含まれるナットウキナーゼは血流改善に効果的?その理由も紹介
納豆の粘りは、たんぱく質分解酵素のナットウキナーゼによるものです。
ナットウキナーゼは、血液中に出来る血の塊(血栓)を溶かす働きがあります。
血栓は血が滞ることで出来てしまい、長時間同じ姿勢のままでいることも原因のひとつです。
長時間のデスクワークなども原因になるので、意外と身近に起こり得ます。
ナットウキナーゼの力を借りて、血栓を溶かし、血の滞りを改善していきましょう。
血流改善以外の効果も!納豆の成分
腸内環境を整えることで、質のいい血液を生み出すことができるのをご存知ですか?
質のいい血液が体内に多くなれば、血流が滞る可能性が低くなります。
納豆には腸内環境を整える効果があり、結果的に血が滞りなく流れる=血流改善に繋がるのです。
納豆に含まれている成分として代表的なのは、たんぱく質、ビタミンB2、食物繊維です。
それぞれの成分が体内にもたらすメリットを簡単に紹介します。
納豆に含まれている代表的な成分①:たんぱく質
筋肉を増やし、代謝を促進させる手助けをします。
納豆に含まれている代表的な成分②:ビタミンB2
エネルギー代謝、口内炎や肌荒れの改善に役立ちます。
身体の臓器や組織を円滑に働かせます。
納豆に含まれている代表的な成分③:食物繊維
脂質や糖質の吸収を遅らせて肥満を予防したり、腸を整えたりする働きが期待できます。
納豆は1日にどれくらい食べていい?
納豆は1日1パック程度を毎日食べても、健康に支障をきたすことはありません。
また、納豆には『セレン』という栄養素が含まれています。
『セレン』の過剰摂取は胃腸に負担をかける可能性もありますが、納豆で過剰摂取になることは稀なので、あまり気にすることはないでしょう。
他の食品とともにバランスよく、無理のない範囲で継続して取り入れていきましょう。
納豆が苦手な人でも楽しめる!納豆アレンジレシピ
ポリポリ食べ応え◎納豆クッキー
・薄力粉120g
・砂糖40g
・きな粉20g
・バター100g
・ひきわり納豆1パック(約40g)
※納豆についているからし・タレは不要
1.バターは電子レンジで温めて溶かす
2.納豆以外の材料を全てボウルに入れてバターを全体になじませる
3.納豆を2に加えて混ぜ合わせる(うまく生地がまとまらない場合は、サラダ油を大さじ1加える)
4.お好みのクッキーの大きさに合わせて生地を手に取り、天板の上で成形する(厚さは3mm程度がベスト)
5.予熱なし180°に設定したオーブンで20分焼いて完成
焼いている間も時々チェックしてみてくださいね。
ビールのお供に!納豆チーズせんべい
・ピザ用チーズ80g
・ひきわり納豆1パック(約40g)
※タレ・からしも含む
1.納豆と納豆のタレ・からし、ピザ用チーズを混ぜる
2.フライパンにごま油をひき、中火で熱する
3.①をスプーンですくい、フライパンにのせる
4.底面がきつね色になったらトングやフライ返しなどでひっくり返す
5.両面がきつね色になったら完成
油揚げの納豆チーズキムチ包み
・油揚げ2枚
・キムチお好みで
・ピザ用チーズ20g
・納豆1パック(約40g)
※タレ・からしも含む
1.油揚げは縦(辺が短い方)半分に切り、お湯をかけて油抜きをする
2.油揚げの中に納豆とキムチ、ピザ用チーズを入れる
3.爪楊枝や竹串などで、油揚げの開いている部分を閉じる
4.フライパンで両面きつね色になるまで中火で焼いたら完成
※片面2分ほどできつね色になります
血流改善のお手伝いをしてくれる納豆!工夫次第で楽しみ方は多様
納豆を使ったレシピはまだまだたくさん!
ぜひお気に入りのレシピで継続的に納豆を食べて、より健康的な生活を目指していきましょう。