さらに、節約に繋がる食材を使った、血流改善にも繋がるレシピも紹介します。
食材を購入するときに使える食費節約のコツ
1日あたりの食費を決める
和田さん:まず1ヶ月の予算を決め、その金額を4等分します。1/4をお米や調味料などの予算とし、1ヶ月に1度のまとめ買いをします。
残りの3/4は各月の日数で割って、1日当たりの予算を決めます。
こうすると、3日分買い物するなら×3、1週間なら×7というように、1回の買い物に使える金額を明確になり、予算が守りやすくなります。
お買い物に行く前に、買う物を決めておく
和田さん:ついつい買いすぎて、食材を腐らせてしまう...というお悩みをお持ちの方は、お買い物に行く前に、家にある食材を確認し、1日当たりの予算を決めてその範囲で買い物をしましょう。
この習慣が身につけば、「ついで買い」(予定していた購入物以外のものをついでに買ってしまうということ)を防ぐことができます。
レトルト食品、冷凍食品、調味料などの加工調味料を買いすぎない
和田さん:ついつい購入してしまうレトルト食品、冷凍食品、調味料などの加工調味料は、使うほど料理のコストが高くなってしまうので、買いすぎないようにしましょう。
家で使える食費節約のコツ
1人ずつお皿に盛って配膳する
和田さん:大皿1枚に料理をまとめて盛った方が、洗い物も少なく済み、楽ちんですよね。
ですが...食卓に並んだ時、目が満足しないため、分けて配膳したほうが満足度が高くなります。
そのため、1人ずつお皿に盛って配膳することをおすすめしています。
冷凍保存を上手く活用する
和田さん:一気に食材を使って料理を作り、タッパーに入れて、作り置きをするのもよいのですが、同じ料理が続くと飽きてしまい、結果的に食べきれない...ということもあります。
野菜やお肉などは分割して冷凍保存をしておくことで、数回に分けて使い、色々な料理を作った方が、飽きることなく食材を使い切ることができますよ!
もちろん、作り置きをするメリットもありますよね。
皆様のライフスタイルに合わせて、食材を上手に活用する工夫をしてみてください。
節約につながるおすすめの食材5選
和田さん:『安くてお腹が膨れる、満足度の高い食材』、『保存期間が長くて安い食材』をピックアップしました。
節約につながる食材5選
- もやし
- ちくわ
- 卵
- 豆腐
- 片栗粉
和田さん:どれも、和洋中、いろんな味付け・料理に入れても相性がいいという点もおすすめできるポイントです。
片栗粉は、料理にとろみをつける(あんかけ)ことや、すいとんにも使うことができ、色々な楽しみ方がありますよ。
ポイント:もやしには、カリウム、ビタミンC、葉酸などが含まれています
それぞれの栄養素の働きを紹介します。
腎臓で行われるナトリウムの再吸収を抑える働きがあります。
この働きによって体内の余分なナトリウムを体外へ排出します。
抗酸化ビタミンのひとつです。
抗酸化ビタミンの抗酸化作用は、動脈硬化を起こす原因となる過酸化脂質の生成を抑えてくれる働きをしています。
赤血球の形成を助けます。
また、葉酸は動脈硬化の原因の1つと考えられている「ホモシステイン」を、「メチオニン(必須アミノ酸の1つ)」に変換するために必要な成分の1つです。
メチオニンはタウリンなどに変換され、コレステロール値を下げるはたらきが報告されています。
血流改善にも繋がる!節約食材を使ったレシピを紹介
今回は、もやしを使ったレシピを紹介します。
もやしと小松菜とにんじんの3色ナムル
- もやし...1/2袋(100g)
- 小松菜...2株
- にんじん...1/3本
- (A)ごま油...大さじ1
- (A)醤油...大さじ1
- (A)鶏ガラスープの素...小さじ1.5
- (A)白ごま...ひとつまみ
step.1 小松菜を一口サイズに切り、耐熱容器に入れてラップをかけ、600wの電子レンジで90秒加熱し、粗熱を取る
step.2 もやしを600wの電子レンジで2分加熱し、粗熱を取る
step.3 (1)と(2)の粗熱が取れたら、耐熱容器に残っている水分を捨て、水気を切ってひとつの容器にまとめる
step.4 にんじんを細切りにする
※にんじんの固さが気になる場合は、耐熱容器に入れてラップをかけ、600wの電子レンジで1分加熱し、粗熱を取り、(3)の容器に入れる
step.5 (A)を混ぜて【ナムルのタレ】を作り、(4)と混ぜる
\\🌟完成🌟//
和田さんから節約に苦手意識がある方へアドバイス
食費の節約は、「いかに安く食品を買うか」よりも、「食材を無駄なく使いきること」に意識を向けてみてください。
節約は、ゲーム感覚でやると楽しめます。
食費の目標金額を決めて、達成したら、節約して貯めたお金で旅行へ行く...など、ご褒美を考えておくのもいいですね。
達成できなくても、気負わずに!
節約は習慣にできるものです。じっくりゆっくり取り組んでください。
本記事を監修をしてくださった『和田 由貴』さん
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、環境カウンセラーなどの資格を持ち、テレビ出演、講演、執筆など暮らしや家事の専門家として多方面で活動中の節約アドバイザー。
日常生活に密着したアドバイスを得意とする。
「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。
▷和田さんのオフィシャルサイトはコチラ
LULUMAMAは「キンカン」が提唱する血流改善につながる情報を紹介するサイトです。